ここでは、新入社員が、最初の1年間に覚えるべき最低限の仕事内容について解説しております。ここで身につけたことを実践できれば上司の評価がアップ致します。
1.電話応対:まずは電話対応をきちんと出来る様になることが仕事を任せられる第一歩となります。最初の内は仕方ありませんが、電話は呼出音1回以内でとる様にしましょう。通常電話の相手方は、売主様・買主様・クレーム客・取引業者(買い取り案件がないか・物件の確認・内見希望・相場確認)・他の営業・上司のいずれかです。
【ポイント】
①最低限先輩・上司のお客様の名前・取引先業者の名前を覚えておきましょう。
②電話に出たら電話相手の名前を反復しましょう。「○○会社の△△様、いつもお世話になっております。 ☆☆ですね。確認してまいります。少々お待ちください。 」
③反響の電話を受けた時に、替わってもらえる先輩・上司が在籍していないときは名前と電話番号を確認しましょう。「確認して折り返しますので、ご連絡先を頂いてもよろしいでしょうか。」
④名前と電話番号を教えてくれないお客様の場合は転送機能を使いましょう。「只今転送致しますのでしばらくお待ちください。」
⑤電話の目的・用件・売主なのか買主なのかについては、自分が納得できるまでもしくは電話の相手方が怒りそうになるぐらいまでしつこく聞きましょう。「・・・」
⑥クレームの電話等電話の中には出たくない相手もいます。安易に電話を取り次がず、相手方には所在を確認する等伝えて保留にして確認した上で電話を取り次ぎましょう「・・・」
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2.悪い対応
①新入社員は素直でないといけません。指示があった場合は、まず「ハイ」と返事をして指示内容を確認。ミスして怒られたら「すみません」と言いましょう。指示内容を返事もせず聞き返したり、ミスをした言い訳を先にしてしまうと失格です。言い訳は聞かれた時に限って「言い訳ですが」と断ってからするようにしましょう。
②上司から確認の電話をするように指示される場合もありますが、どのように話してよいかわからない場合もあります。そのとき「何と話してよいかわかりません」と言うのでは失格です。「○○と話そうと思いますがいかがでしょうか」と質問しましょう。
③来店の業者に対応するのは、新入社員の仕事です。来店があった際はすかさず対応し、他の先輩に遅れないようにしましょう。
④上司から話しかけられたら、その場で話を聞かず、必ず上司のそばに行って話を聞くようにしましょう。
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3.仕事の整理方法:仕事の8割は整理することと言われています。仕事は整理することで同時に多数の仕事に取り掛かれますし、上司から案件の資料提出を求められたとき直ちに対応できる様にしましょう。
【ポイント】
①お金を出して手に入る書類は処分する。処分することを迷う書類は一度PCにスキャンしてデータ化して保存しておく。※ダメな新入社員ほど、使わなくなった書類をとっておくものです。
②決済が終わった物はシュレッダーして保管する書類を少なくしましょう。※決済が終わった書類を見返すことはまずありません。
③媒介契約後は、レインズ等の成約データをシュレッダー。
④デスクの上には、不要な書類は置かず、一回一回しまうように気をつける。
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4.報告の仕方:上司への報告がきちんとできるかどうかで上司の評価も大きく異なってきます。
【ダメな報告例】「○○についてどうすればよいでしょうか」【良い報告例】「○○について△△しようと思いますがいかがでしょうか」
【ダメな報告例】・・・
5.宅建を取る:宅建がなければ重要事項説明もできませんし、お客様からも軽く見られてしまいます。宅地建物取引主任者となることが不動産仲介業の第一歩の仕事といえます。
6.先輩の仕事を手伝う:先輩の仕事を手伝っておけばいざ困ったときに助けてくれるだけではなく。自ずとスキルアップできます。
【ポイント】先輩の暇そうな時間を見つけて声をかける事。・・・
【手伝う仕事例】
①清算書の作成②間取り図の作成③調査④物件登録⑤写真撮影⑥・・・⑦・・・
7.調査を行う:査定時や契約時に必要となってまいります。単に資料を取ってきて終わりだけでは成長しません。資料を取得したらまずその内容を確認し、わからないことはその場で担当者等に確認することがスキルアップにつながります。疑問はその場で解消していきます。
【調査例】
①法務局調査:調査漏れがあると再度法務局にいく必要があり、時間の無駄になります。法務局に行く前にきちんと先輩に確認してから行きましょう。調査漏れが多い例は土地が2筆ある場合に、片方の土地の謄本を取り忘れる等。測量図はない場合があります。※合筆や土地区画整理を行っている場合(法務局ではなく役所に保管されている)等。
②役所調査:役所は12時から13時まで休憩していることが多いです。(1)道路台帳・道路査定図(2)建築概要書(3)台帳記載証明(4)ハザードマップ(5)急傾斜地等(6)都市計画図(7)埋設管図(8)開発登録簿(9)市街化調整区域資料※最近はインターネットが発達していますので、建築概要書・台帳記載証明・開発登録簿以外はインターネットで取得できる場合も多いです。
③現地調査
(1)越境:対象物件や隣地からの越境物がないか。特に耀壁・埋設管(上下水道・ガス・雨水)の越境がないか※上空の確認を忘れやすいので注意しましょう。
(2)境界:境界標や境界紛争の有無、越境について確認するために調べます。
(3)敷地周りの寸法・残置物:敷地の廻り間や井戸・旧基礎・建築廃材・浄化槽・巨大な庭石・物置等撤去に多額の費用がかかるものがないか確認します。
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