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2020年の東京五輪に向けた大規模再開発、円安による外国人観光客急増・海外マネーによる都心の買い占め、日銀による異次元金融緩和、これらを背景として、不動産の値上がり期待感が上昇している。
実際に2015年の地価公示価格は前年と比べて5%~7%上昇している地点もある。都心の地価は、バブル期の水準に近づいており現在はバブル前夜ともいえる様相を呈している。また、投資会社による買収も積極的に行われ始めており、「目黒雅叙園」「中座くいだおれビル」等今年に入ってから大型案件の取引も出ている。
今後、値上がり期待の買収、高値での転売が繰り返されていけば、あっというまに地価が上昇していくバブルになるが、中国をはじめとする新興国等の実需によるものではない地価上昇は、値上がり期待が収束する(織り込み済みとなる)東京五輪の開幕する前にピークを迎え、バブルもはじけてしまう。