Daily Archives:2015年9月21日

<

オーナーチェンジ物件で賃借人が出てしまった。

オーナーチェンジ物件の売買でよくあるトラブルに、決済終了後直ぐに賃借人が出てしまったというケースがあります。オーナーチェンジ物件を購入する買主は、収益を得る目的で物件を購入しているので、さぁこれから賃料収入と意気込んでいる矢先に賃借人が出てしまった。しかも空いた部屋にはリフォームが必要となる場合もあるし、なかなか次の賃借人が現れない場合もあります。もしかして最初から賃借人が出ることがわかっていて売りつけられたのではないかと疑心暗鬼になり、自然と仲介会社にその矛先が向かうことになります。

このようなトラブルを防ぐためには、オーナーチェンジ物件契約時に、賃借人と新所有者との間で賃貸借契約(覚書)を締結しておくことが最良の方法です。契約時に賃借人が出ることのない意志さえ明確に確認しておけば、仮に決済後に不測の事態で賃借人が出てしまうことになってもクレームになることはないでしょう。

エアコンを設置する為にコア抜きってしても良いの?

昭和40年~50年代に建築されたマンションの中には、室外機置場や配管のスリーブ穴がなくエアコンを設置することが想定されていなかったマンションもあります。その為、エアコンを設置する為の配管をすることが出来ず、窓かけタイプのエアコンしか設置できない場合もあります。

エアコンを設置する為にマンションの躯体に穴をあけること(コア抜き)を認めているマンションもあります。コア抜きする場合には非常に大きな音が出ます。コア抜きをする場合には躯体の配筋に傷つけないようレントゲン検査やレーダー検査(非破壊検査)をしなければなりません。分譲会社がエアコンの設置方法を定めている場合うもあります。ところが、適当なエアコン業者にエアコンを設置を依頼すると、勝手に穴をあけてしまい結果としてマンションの躯体に損傷を与えてしまうような場合もあります。そんな部屋を売買仲介してしまったら大変です。後でそのことがわかると大クレームになってしまいます。

エアコン設置が怪しい古いマンションにエアコンがついている場合には管理会社や隣接住戸への聞き込みをして違反な工事をしていないか良く調べる必要があります。