本日の読売新聞の記事で、ガス漏れの恐れのある古いガス管が全国で8万本もあるという記事が出ていました。
平成8年以前に使われていた鋼鉄製のガス管は、古くなると腐食しやすく、20年を超えるとガス漏れの発生件数が増える傾向にあるとのことです。
道路部分のガス管はガス会社で交換しますが、私有地部分のガス管は所有者のものなので、交換費用が自己負担になってしまいます。特に商業ビル・マンション・アパート・私道では交換部分が大きく、その費用も場合によっては数千万円かかるなど大きくなりがちなので、今後危険性と交換が問題となってくることと思います。
ガス管に限らず給排水管〈特に私道〉や擁壁、地下車庫等は老朽化した時に、交換ややり直しの費用の問題から不動産の価値を大きく下げることになりかねません。そのような問題を抱えた不動産が時限爆弾を抱えてたくさん残っていると考えると、不動産取引時にはそのような危険性を考慮して進めていかなくてはならないと実感致します。