マンションの高騰が止まらない。高騰したマンションの価格は年収倍率10倍に及び、異次元の領域に突入している。その背景として下記事象を抑えておきましょう。
1.建築費の高騰:郊外物件は総コストに占める建築費の割合が高く、用地取得費:建築費=3:7程度となっている。建材費・労務費が急上昇している現在、郊外物件は価格に転嫁しづらいが都心物件の販売価格に占める建築費の割合は半分以下なので、」価格に転嫁しやすい。建築費の上昇により新築マンションの価格も上昇しています。
2.東京スター銀行が初めて日本非居住者向け不動産購入ローンを開始。外国人投資家の投資環境が整い始めたことにより一層の海外マネーの流入が予想されます。
3.マンション価格が高騰している為、世帯年収が数百万円の1次取得者層向け物件が減っています。
4.プラウドタワー立川:1次取得者の購入が限定的で地元に住む55歳以上の方が半数を占めています。
5.ライオンズタワー柏:購入者の3分の1以上が60歳以上、45パーセントが現金で購入しています。
6.価格の総額を抑える為、マンションの専有面積を1割程度減少して販売しています。