ヘアクラックとは、主に建物の外壁や基礎などのコンクリートやモルタルの表層に出来た小さなひび割れを言いますが、室内でもボード上の継ぎ目に生じたクロスのひび割れ等の事を言う時もあります。構造上問題があるわけではありません。
色々な不動産を見ていると、ヘアクラックを見つけることが多々ある。ヘアクラックは、深刻なクラックと異なり問題はない。そもそも深刻なクラックは、コンクリート中の鉄筋が膨張してできたり、構造材が折れたり曲がったりしてできるものである。これに対してヘアクラックは、コンクリート中の鉄筋については問題がないが表装(表面の塗装部分、石膏ボード、クロス等)にできたクラックとなる。
バルコニーや建物の外壁、室内のクロス等にできるヘアクラックは、特に継ぎ目に負荷がかかったことにより表面が裂けてしまっている状態なので、塗装や貼り替え、コーキング等によって対応することができる。一般のお客様の中には、なかなかその違いを理解することが出来ず過度な不安を抱く方もいるので、上手な説明が必須となります。