昭和40年~50年代に建築されたマンションの中には、室外機置場や配管のスリーブ穴がなくエアコンを設置することが想定されていなかったマンションもあります。その為、エアコンを設置する為の配管をすることが出来ず、窓かけタイプのエアコンしか設置できない場合もあります。
エアコンを設置する為にマンションの躯体に穴をあけること(コア抜き)を認めているマンションもあります。コア抜きする場合には非常に大きな音が出ます。コア抜きをする場合には躯体の配筋に傷つけないようレントゲン検査やレーダー検査(非破壊検査)をしなければなりません。分譲会社がエアコンの設置方法を定めている場合うもあります。ところが、適当なエアコン業者にエアコンを設置を依頼すると、勝手に穴をあけてしまい結果としてマンションの躯体に損傷を与えてしまうような場合もあります。そんな部屋を売買仲介してしまったら大変です。後でそのことがわかると大クレームになってしまいます。
エアコン設置が怪しい古いマンションにエアコンがついている場合には管理会社や隣接住戸への聞き込みをして違反な工事をしていないか良く調べる必要があります。