平成27年1月9日、平成26年度の補正予算が閣議決定された。これによると、「フラット35S」の金利引き下げ幅が、現行の0.3%から0.6%へと拡大されることになる。
つまり、現在返済期間21年超のフラット35Sの金利は、概ね当初5年間1.17%に優遇されているが、今後当初5年間0.87%まで優遇され、6年目以降は長期固定の1.47%になるのだ。大手都市銀行が店頭変動金利2.475%を0.775%まで優遇していることを考えてみると、変動金利のリスクよりも長期固定金利の安定さの方が勝っていることは間違いがない。
デフレ不況→金融緩和によるマイナス金利→国債価格の上昇が原因となる長期金利低下の波もここまで来たかという状況になっている。こんなに低い利率のお金を借りなければ損をしてしまうとまで言える状況である。