Page2015 | 不動産仲介会社への入社・就職マニュアル SKS合同会社 - Part 12     

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自分の気持ち優先の拙速な連絡は厳禁です。

お客様に伝えなければいけないことが発生してしまった。そんなときの拙速な連絡は厳禁です。

仕事は色々なところでつながっています。お客様に伝えなければいけない事項は、しかるべきタイミングがきちんとやってくるものです。また、冷静に落ち着いて考えてみれば伝え方にもいろいろな方法がありますし、別の事やお客様に聞かれたことと一緒に伝えた方が良い場合もあります。時間を置いたら連絡事項の重要度が減っていることもあります。

お客様に伝えなければいけないことを胸の内に温めておくことは非常に心苦しく、早くすっきりしたいという気持ちでとにかく早くお客様に伝えようとしがちになってしまいますが、それは結局自分の気持ちを優先しているに過ぎません。ただ伝えるだけではなく最もベスト方法で伝える、そんなことが営業マンに求められています。

これは、新入社員が上司にする報告と通じるものがあります。トラブルが起こってどうしましょうと上司に聞くのではなく、トラブルが起こった結果こうしようと思うのですが如何でしょうかと聞くのでは全く違います。トラブルになった状況を一番認識できるのは営業マンです。状況認識ができないまま上司に報告しても、結局は上司も一緒に最初から状況認識をしなければならず苛立ってしまいます。状況認識が終わった段階でその後の対応を相談する。そんな感じが重要です。しかしながら、状況認識ができていないことを言い訳に上司への報告が遅くなってしまってはいけません

自宅売却、購入価格との差は平均923万円

アットホームの調査により、自宅の購入時価格の平均は3459万円、売却価格の平均は2536万円で、923万円の差があり、平均居住年数が13年である結果が出ました。※2015年7月9日。

不動産を購入する人は、35年ローンを組むものの、ライフスタイルの変化等により3分の1程度の年数で住み替えする人が多い結果です。

首都圏は不動産の流通性が高いので、結果として不動産が一生に一度のお買い物ではなくなっています。不動産を購入することのできる人は、13年程度でお買い替えするという結果です。

また、所有不動産の資産減少率は1年当たり約70万円程度と、住宅ローンの元本減少額が1年当たり約70万円と非常に似たような数字になっています。

これは、自宅売却の際はローン残債額を賄える価格で売りたいと行動する売主が多いということと、それを支えることのできる流通性が首都圏の不動産市況にはあるということです。

頭金を多く用意しておけば、自宅の売却金額がローン残債額より低く、持出金が必要という事態も防げそうです。