お客様
平成28年 月 日
住所
不動産会社名
担当営業
TEL
拝啓 時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。
販売価格についての考察をまとめましたので、ご確認して頂ければ幸甚でございます。
販売物件の価格を変更する場合、最も重要となるのは購入検討者の変わる価格帯に変更することでございます。価格帯が変わらなければいくら販売価格を変更してもこれまでと変わらない予算の方が検討するばかりで状況は何も変わりません。
これまでの販売価格で検討している方で、値段が下がれば購入したいと考えている方は、値段交渉してくることが一般的です。尚、購入検討者の価格帯は下記のとおりでございます。
※営業マンはお客様の予算から200万円程度高い物件までをご紹介致します。物件価格によってはお客様が予算を増やすことがあったり、価格交渉でお客様の予算まで販売価格を下げてもらえる場合があるからです。
・3,980万円:4,000万円の予算の方が購入検討する価格帯です。
・3,880万円:4,000万円の予算の方が購入検討する価格帯です。
・3,780万円:4,000万円の予算の方が購入検討する価格帯です。
・3,680万円:3,500万円の予算の方が購入検討する価格帯です。
・3,580万円:3,500万円の予算の方が購入検討する価格帯です。
・3,480万円:3,500万円の予算の方が購入検討する価格帯です
この内容はマニュアルに記載されています。 |
インターネットによる物件情報検索が主流になっている今日では、購入検討者は、SUUMO(スーモ)に代表されるインターネットサイトを利用して物件を探します。インターネットサイトにおいて販売物件を探す場合には、「3,500万円以上4,000万円未満」という条件設定で物件情報を検索致します。そのため、インターネットサイトからのお客様のお問い合わせ数を増やすことを考えると3,480万円と3,500万円の販売価格では効果が大きく異なることになります。
※お客様が自分で物件を探す場合には、自分の予算より高い金額を設定して販売物件情報を探すということはしません。
・3,500万円:3,500万円から4,000万円の予算の方が検索する価格帯です。
・3,480万円:3,000万円から3,500万円の予算の方が検索する価格帯です。
この内容はマニュアルに記載されています。 |
3.『3,480万円』での販売価格について
仮に3,480万円に販売価格を設定する場合には注意が必要です。なぜならば、購入検討者が購入の申し込みをする場合は、価格交渉が前提であることが多く、3,480万円の物件には3,400万円での価格交渉が、3,480万円での販売活動が長引いた物件には、100万円以上の価格交渉をしてくることが多いのが近年の取引状況です。
この内容はマニュアルに記載されています。 |
4.弊社お客様で検討して頂ける場合
現在、弊社お客様が実際に現地を拝見して3,300万円での購入を希望されておりますが、販売価格を3,480万円にして他のお客様でご成約とならない状況が続きますと、もっと低い金額が相場価格なのではないか、3,300万円での購入が相当なのではないかという認識になってしまい、購入金額を上げてもらう交渉が難しくなります。
販売価格を3,480万円に変更するお考えの場合には、価格変更をする前に是非私のお客様に交渉させて頂けませんでしょうか。少しでもお客様のご希望金額に近づけるよう交渉に尽力致します。
この内容はマニュアルに記載されています。 |
5.購入意欲について
一般的に購入検討者の購入意欲は、物件の紹介を受けて時点がピークで、その後は、他の物件の新着情報が次から次へと出てくることもあって、購入意欲が次第に低下してまいります。私の経験上、物件紹介を受けて金額の意思表示をしてから1ヶ月以内にご成約とならない場合、お客様はご縁がなかったものと認識してしまい、他の物件の購入検討を始めてしまいます。もし弊社お客様が、お客様が検討できる余地が全くないお客様ということでなければ、ご成約の可能性を目指して販売戦略を策定させていただきたい所存でございます。
以上ご多忙中のところ長文の報告書となり誠に恐縮でございますが、お目通し頂ければ幸甚でございます。引き続き宜しくお願い申し上げます。