売主の中に始末の悪い売主がいる。
照明器具、カーテン、エアコン、果てはその他のゴミというべき残置物をとにかく置いていこうとする売主は締まりが悪い。
確かに、不要なゴミを自分で処分しようとすると大変な労力になる。ところが、現在では引越し時に出るゴミは引越し業者が処分してくれるのでそこにお願いすればいいだけなのである。百歩譲って処分費をかけたくないというのであれば当然自分でするのが当たり前である。
ところが、そこをどう間違ってか、買主に処分させようとする不届きな売主がいる。エアコンはまだ使えるので置いて行っても良いか、新居で照明を購入したので現在使っている照明は置いていきます、カーテンはないと不便だろうから置いていきます、等々、仮に買主の希望もあって本当に好意で置いて行ってもらうものについては良いが、どうしても押し付けようとしていく売主がいる。
極めつけは、本当の単なるゴミを、契約の条件面で買主の要望に応えたという理由で置いていこうとする売主だ。どのような神経でそこまでできるのかわからない。自分のゴミを他人に処分させる、自分の仕事を他人に押し付ける、自分のミスを他人のせいにする、、、。そのような人の間に立って調整する不動産仲介、この時ばかりは辟易とする。