一度は購入や売却のお問い合わせやお手伝いをさせて頂いたお客様も、事情が有って中断した後に再開するという方もいらっしゃいます。
そのようなお客様を逃さないために、御用聞きの電話をかけるという仕事があります。
電話をかけたお客様の中には、もう検討していないとそっけない態度を取る方や、個人情報を削除しろと怒られる方、その件は前の担当に伝えてあるが聞いていないのかと怒られる方、中には問い合わせした覚えがないとおっしゃる方もいます。ちょうど売却や購入を考えていたというお客様は希なのですが、その希なお客様を探して延々と電話を続けます。
営業マンの中には、せっかく電話をかけても拒絶されるのがイヤだという理由でそのような電話が苦手な人もいます。しかし、そこは割り切って電話をかけ続けなければいけません。1時間辺り30件ぐらいの方に電話をします。もちろん繋がらない方もいます。
新卒君は、この顧客フォローが大変苦手らしく、1時間に10件も電話が出来ていません。大半の時間はパソコンを見て、この物件を紹介しようか、この探しているお客様のことを話そうか考えているのです。色々と考えてようやく電話をして、繋がらないケースや既に購入・売却が他社で済んでしまっているお客様もいます。そのような場合は、これまで一生懸命考えたことが無駄になってしまいます。
やはり接客に慣れていないと先に怖いという思いが生じて前に進めないのです。