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新入社員は、どうしても自分の思考を整理することができないらしい。その結果、周囲は何が言いたいかわからない、内容を理解していないまま仕事をしてしまう、という印象をもってしまう。そのような時にお勧めするのが、一度自分の思考を紙に書くことだ。もちろん結論から書くようにしなければならない。新入社員からの報告は、思考が混乱している為聞いている側が非常に疲れてしまう。
新入社員がかかってきた電話に真っ先に出る。これはとても良いことだが、時と場合による場合もある。例えば先輩が、注意をしている時だ。本来は先輩が注意していることを聞き逃さず理解しようと一生懸命に聞いていれば電話に出ることさえ行動に及ばないこともある。しかしながら注意に身が入っていない場合には、かかってきた電話が気になってしまい、注意から逃げたい気持ちが働いて電話に出てしまうようだ。もちろん、電話が鳴ったらすぐ出るという条件反射もあるだろう。
注意している先輩としては、注意をないがしろにされていると感じるし、時には、かかってきた電話がなかなか終わらずいらいらしながら新入社員の電話が終わるのを待つ羽目になってしまうこともある。これでは先輩もばからしい気持になってしまう。他に電話を取ってくれる人がどうしてもいない時は、電話に出てもよいか断るのが礼儀になる。それでも先輩が電話よりも注意が優先と感じる場合には、電話を取ることはできないだろう。
新卒君が、6か月研修後に書いた感想をまとめました。
・ロールプレイングを行い、今までと比べて少しずつ返答できるようになっている。
・受け答えの流れは作れているが、具体的な質問や知識が必要な質問に対してはハッキリと返答することができていない。
・知識の少なさを痛感した。
・話の流れを作りスムーズに進行させるためには豊富な知識が必要になってくる。
・相手の質問に即答することで出来る営業マンをアピールできる。
・わからないことでも適当に返答せず、調べてから返答する等対応していく。
・電話後での応対や接客など自分自身が一方的にならず傾聴の姿勢をとる。
・どんな質問にも答えられる知識と自信をつける。
・マニュアルを基本として自分自身のスタイルを確立していく。
・契約・引き渡しまでお客様を導くためにコミュニケーションをとる。
・お客様と話すことを重点に置き営業していく。
新卒君が、入社後3か月後に行った研修後の感想をまとめました。
・一つの数字のミスで大きなミスにつながってしまうと感じた。
・お客様に案内した費用と実際の費用が違うとお客様の信頼を失うとともに、契約自体ができなくなってしまう。
・知識を身につけ、計算練習を行い、費用計算を求められた時でもすぐにできるようにする。
・スピード感を出すことでお客様に仕事ができるというイメージを与えたい。
・お客様のプライベート部分をうまく引き出せるようなヒアリング力を身につけたい。
【新卒君が8月に提出したレポートの内容です。】
・目標10件に対して1件のみの成果しか得られなかった。
・振り返ると夏休み、お盆とあったものの、配布枚数、チラシの内容等と改善すべき点が多くあった。
・複数の業務を並行して行うことができなかった。
・常に考え自分自身で筋道を立て、与えられているものだけではなく自分からの行動が必要だと考えた。
・感じたままにするのではなく行動に移し、結果に繋げる動きをしていく。
・社会人としての基本的な行動すらもできていない部分があり、今のままでは成長できない人間になる。
・意識を変え自分自身を変えるために自分を見つめ直すことが必要。
【レポートに対する所見です。】
・悪い意味での慣れが出てきて気の緩みによるミスが散見される。
・一度基本に立ち返り、無心でチラシを投函するぐらい方が良いかもしれない。
・翌月は単独業務を中心にできるようにする。
・全てにおいてスピード感がない。
【新卒君が7月に提出したレポートの内容です。】
・今月もミスが多く何か1つ抜けていたり、何個もミスをしてしまった。
・聞くべきところを聞かず、確認すべきところを自分の判断で行動してしまっていた。
・案内を2件、反響、媒介契約0件ということで数字につながる成果がない。
・案内取りのアプローチの仕方、話し方を変え、案内取りの上手な方の技を盗んでいきたい。
・来月は反響と案内、この2点に重きを置いて結果として数字を残していきたいと思っている。
・効率と確立を上げる行動をしていく。
【レポートに対する所見です。】
・逆算して業務に取り組めば、すぐに数字ができる。
・目標の設定と達成に要する時間の組み方を習得してほしい。漫然と仕事をしている。
・元気がなくなってきた
・多くの項目、課題が増えてきたためか、冷静に仕事がこなせず、オーバーワークの状態に見受けられる。
・今の時点ではミスを恐れずにどんどん突き進んで欲しい。