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新卒君は、自分でできること・できないこと、わかっていること・わかっていないことの区別がついていないらしい。今日もセンター長に○○できるかと聞かれ、勢いだけでできます!と答えていた。それを聞いていたので、○○の意味わかってる?と聞くとやはりわかっていない。○○がわからないでどうするつもりだったの?と聞くと、後で誰かに聞こうと思っていたらしい。
いつもそうなのだが、わからないことをその場で聞かずに後回しにしてしまうので仕事が遅くなってしまうしおそらくわかっていないだろうなぁと思うこちらからすると突っ込んで聞いてみたくなる。その場その場で対応できない人には厳しいのかもしれない。
管理会社に依頼する重要事項調査報告書(重調)は、依頼から発行まで2~3日かかることや、午前と午後の受付で発行まで1日ずれたりと、契約日が近い場合などは注意を要する。当然新卒君にも理解してもらっているところだが、なかなか行動に表れない。管理会社への確認不足で新卒君から聞いている発行日がずれてしまったり、注意が必要だ。管理会社へFAXした依頼書は、必ず到着確認を行うようにしよう。
私「重調はいつできるの?」
新卒君「火曜日にできると聞いております」
管理会社「受付が午後だったので水曜日になります」
私「重調はできたらFAXでもらえるの」
新卒君「FAXでもらえるようにお願いしました」
管理会社「弊社では郵送の対応のみになります」
私「重調は管理会社に頼んでくれた?」
新卒君「管理会社に依頼書が届いtのを確認しました」
管理会社「新卒君に依頼した別の書類が届いていないので、まだ取り掛かっていません」
こんな事では、契約時に必要な重調が間に合うわけがない。
新卒君がチラシをポスティングしに行った。
ポスティングしてはいけない箇所があるため、それを伝えようと電話をして、今どこにいるのか尋ねてみると、予定していた箇所とは異なるところにいた。どうしてそんなところにいるのか聞くと、今いる場所が予定箇所の通り道であるため、ポスティングしながら予定箇所へ向かっているのだという。
しかし、今いる場所は予定箇所とは真逆の方向であり、とても通り道とは言えない。どうやらポスティングをする前に腹ごしらえをし、午睡中に電話がかかってきて、咄嗟にうまく言えなかったということらしい。
下手にうそをつくよりは、そのまま正直に言ってくれた方が良かった。
今日の新卒君は、オープンルームで待機だ。
オープンルームの過ごし方には、読書、スマホ、睡眠、顧客フォロー、宅建勉強等人それぞれあるが、今日の新卒君は熟睡を選択したようだ。おかげで、お客様が来場してもインターホンに反応できず、お店にお客様から苦情の電話が入ってしまった。急いで新卒君に電話しても全く電話に出ない。
オープンルームが店舗から近いこともあり、急いで別の営業マンがお客様をご案内しに行くことに。オープンルームについてインターホンを鳴らしてもやはり全く応答がない。そうこうしているうちに別の住民が出てきたので、なんとか部屋まで行くことができた。
そこにいたのはスマホをしっかりと握りしめ熟睡している新卒君だった。あれだけ携帯やインターホンを鳴らしても気づかずすぐ目の前にいる先輩の気配にも気づかずに。
とんでもない新卒君だった。
どこの不動産会社でも朝礼は実施していると思うが、朝礼の進行役を順番に回しているところが多いと思う。当然新卒君にもその順番が回ってくるのだが、最初のうちは先輩に見てもらって練習をしてから臨んだ方がいいと思う。最初のうちはできなくて当たり前だが、できるようになるまで朝礼が適当でいいかといわれるとそうはならない。朝礼が締まらなかったり、拙い進行をされると朝から気分が萎えてしまう。やはり事前にある程度の練習をしてから臨むべきだろう。
うちの新卒君はというと、出来なくて当然、言っても練習しない。そんなものです。
営業会社では、周りの営業マンは全てライバル。それは新卒君であっても同じことだ。新卒君を教えても何にもならない。数字を産まない案件は特にそうだ。貴重な時間を割いて新卒君に教えているのに、新卒君はそれが当然という顔をする。たとえそのように思っていても心の中で思って態度に表わさないのが礼儀ではないか。特にお願いしていた仕事をやらないばかりか、遅れるとか難しいためできないとか何の報告もないときに強く感じる。