熊本地震では、専門家の現地調査で昭和56年6月以降に建築された新耐震基準の建物が、大きな被害を免れていることがわかってきたそうです。旧耐震基準では、震度5強程度で損傷しないことが求められていましたが、新耐震基準では6強~7程度に基準が引き上げられています。耐震診断には5~10万円、改修設計に20~30万円、工事に100~150万円程度かかる場合が多いのですが、自治体に補助制度があることも多いです。
チェック項目
◇建築されたのが昭和56年6月以前か
◇増築しており、その際に建築確認をしていない
◇横の長さが4m以上の大きな吹き抜けがある。
◇2階の外壁の下に1階の壁がない
◇南側の窓が大きく、壁の幅が90㎝ない部分がある
◇建物の底面が、L字型やコの字型等の変則的な形をしている
◇地盤が軟弱
◇外壁材やベランダ等で建物全体の重量がオーバーしてないか