東洋ゴム工業(株)が製造した免震ゴムが大臣認定を不正取得していた問題で、大手仲介会社では重要事項説明で説明すべき事項に該当するという見解のもと、これから契約するマンションや契約後・引渡し前のマンションで、免震ゴムが使用されていないか調査することとなった。とはいえ、耐震・制震・免震のうち、免震構造を有するマンションは最近建築されたマンションの中でも、特にタワーマンションに多い。10階建て程度のマンションでは、まだまだ使用されていないのが現状だ。
急いで管理会社に確認してみると、やはり所有者からの問い合わせが多いのか、免震ゴムの不使用についての回答がすぐに得られた。しかしながら、ナイスのマンションでは耐震性能を売りにしていて実際に免震構造を有する低層のマンションもあるので油断はできない。現時点では、免震ゴムは震度5強程度の地震に対して十分な耐震性を有しており、倒壊する恐れはないと発表されているが、実際に免震ゴム使用マンションを購入した方は、契約解約等をするのだろうか。今後の展開が気になる。