Pageブログ(不動産仲介 新入社員 観察) | 不動産仲介会社への入社・就職マニュアル SKS合同会社 - Part 4     

言われてもしないなんて

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新卒君は、なかなか腰が重い。言われてからじゃないとやろうとしないことが多々ある。

・販売図面を言われないと登録しない→自分が作った販売図面に自信が持てないので後回しにしてしまう。誰かに見てもらえばいいのに。

・なかなか電話を取ろうとしない→自分に電話の応対ができるか自信がない。早く慣れてしまえばいいのに。

・来店にすぐに対応しない→お客様が来ているのにボーっと見ているだけ。来客に対応しろと言って欲しいと思っている。主体性に欠けている。

・自分から同行をお願いしない→お願いするのが恥ずかしい。自分で経験値を積んでからお願いしたい。経験値はいつもでもたまらない。

・書類の提出期限を守らない→書類を出せと言われるのを待っている。書類を出さないとまずいと思いながら行動に移せない。

色々な場面で、新卒君が自ら主体的に行動に移せることは少ない。

PCばっかり眺めてどうしたの?

新卒君が、店舗にいると大変目立つ。特に何か案件や先輩から依頼された仕事がないときは尚更だ。

今日も、18:00になりお客様と電話しなければいけない時間帯になってもずーっとPCを眺めている。何をしているか聞けば、レインズでお客様に紹介する物件を調べているという。試しに、渋る新卒君にレインズで調べる前にお客様に電話させてみる。案の定、そのお客様は既に別の物件を買っているのである。そうするとこれまでにレインズで調べていた情報が全くの無駄になってしまうのである。

また、一生懸命に何かデータを作っているので、何を作っているか確認してみると、既に別の先輩が作っていたデータを作っていた。そうするとデータを作っていた時間が非常に無駄となってしまう。更に酷いのが、先輩が1時間で作れたデータを1日かけて作っていたことだ。無駄なデータを無駄に時間を使って作ってしまう。

そんな新卒君が数字を作れるわけがない。

申し訳ありません→かぶせない→言い訳は聞かれてから。

新卒君でも自己主張が強い新卒君がいる。

先輩から「○○どうなった?」と聞かれて、「○○・・・」と返事をする新卒君がいる。先輩から聞かれるときは、大抵できていない時なので、通常は「申し訳ありません。○○できていません」と答えなければならない。

この時注意して欲しいのが「まだできていない」と返事をすることだ。「まだ」という言葉は言い訳に聞こえるし、だったらいつするつもりだったの?と思ってしまう。何とか第一関門をクリアできたとしても、注意されている内容を、先輩の言葉を先取りして返事をしなければならない。

一般的に注意内容を復唱するオウム返しの法則は、相手に聞いているという印象を与える為、非常に有効だ。ところが、自我の強い新卒君となると、先輩の注意しようとする事項がわかっている場合、注意されたくないという意識が働いて、そのことは言われる前にわかっていたんです、と言わんばかりに先輩の言葉に、自分がしようとしていたことをかぶせてくる。これは非常に良くない。言われなくてもわかっているんだったらやってくれよと思うし、注意しようとしていた事項を言えなくて中途半端になり、すっきりしないからだ。

自分が気持ち良くなりたいがために(自分ができていないにもかかわらず)相手を不愉快にしてしまうのは、いかにも自分勝手だ。また、聞かれてもいないのに、出来なかった理由を聞かされても言い訳にしか聞こえない。言い訳は聞かれた時だけにしておいた方が良い。

まとめると、先輩から注意された時は、基本的には「ハイ」だけで返事をし、聞かれた時だけできなかった理由を述べた方が良い。

 

自分一人で行動したがるのはどうして

新卒君は、とかく自分一人で行動したがる癖があるらしい。先輩に聞くと面倒だからなのか、自分の考えが間違っていないという確信があるからなのか、周りとコミュニケーション取れないからのか・・・

今日も外出するときに、先輩に全く断らずに、忽然とチラシ配布に行ってしまった。どのようなチラシをどこに配布するのか、新卒君であれば先輩に確認して最も効果的な方法をとるべきではないだろうか。

呼び止めて確認してみると、案の定全く配布しても仕方のないチラシ。何故何も言わずに出ていくのか聞いてみると朝礼で発表していて誰にも咎められなかったから良いと思っていたという返答。

確かに朝礼後行動予定を突っ込んで確認していなかったが、それでも周りとコミュニケーションをとって再度確認しながら行動していくのが当たり前であるはず。

新卒君には1から10までいう必要がある。

アドバイスを実践している振りぐらいしようよ。

新卒君はアドバイスを実践しないで放置する癖がある。確かに色々な先輩から色々なことをする様に言われる。オーバーワークとなってしまうのもわからないではない。しかし、そんな時こそ先輩から認められるチャンスなのだ。

できない新卒君は、アドバイスを時間の空いたときに実践しようとする。残念ながら新卒君に時間の空くときは永久に来ない。つまり先輩のアドバイスを実践することも永久にできない。先輩はアドバイスすることが馬鹿らしいと思うだろう。

できる新卒君は、要領よくアドバイスの1割を実践して、やっているように見せるかアドバイスしてくれた先輩を使って実践する。

先日も新卒君二人に、住宅地図には色を塗っていった方が良い(特に分譲マンション等)とアドバイスしたが、一人は1か月以上放置。一人は要領よく、その場で地図を出してきてちょっと時間をもらっていいですかと聞きながら地図に色を塗っていった。

アドバイスを実践しながら、時間も短縮できる上手なやり方だ。二人に大きな差があるのは言うまでもない。

 

その新聞記事はそういう意味ではないのに

新卒君は、基本的に新聞を読んだことがないらしい。今日も朝礼に発表する新聞記事で、その意味は普通に読めば、Aと読めるのにBと解釈していて・・・ちゃんと新聞記事を読んでいるのだろうか。

こちらとしてはそんな記事を発表されても時間の無駄になってします。新卒君には、その日の朝刊でなくても、日頃から気になっている記事を発表する形でも良いと教えているのだが、どうにも前日の準備が面倒らしく、いつもやっつけ朝礼当番になっている。

困ったもんだ。

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