取引経験が浅い新卒君などは、先が読めないので、その場その場で顧客の要望に対応することが多くなります。対応可能な要望であれば問題ないのですが、その内対応が難しい要望が出てきて苦しむことが出てきます。
対応している本人は頑張っているつもりなのですが、経験豊富な先輩から見るとなぜそのような事態になってしまったのかということになります。経験豊富な先輩は先を見越して先手を打って対応しているので、対応できない要望が出てこないようにしていますし、対応が難しい要望が出てくる場合があることをあらかじめ相手方に伝えておきます。
そうすることでよほど極端な場合でなければ、難しい要望が出てこないか、出てきたとしても相手方に対応してもらえることができるのです。
経験が浅い新卒君に先を読んで仕事をしろと言っても難しいので、汗をかきながら成長していくしかないのでしょう。
弱気から契約を逃した新卒3年目。
フリーの来店を新卒3年目が受けることとなった。本来は絶好のチャンスなのだが、弱気になってしまった彼は、センター長に難しそうなお客様なので他の担当に変わったほうが良いかもと相談してしまった。
それを聞いたセンター長は、彼では決まられるものも決められないと別のものに担当を変えてしまった。そのお客様は、その日の案内で見た物件を即決してしまった。物件を買いたがっていたのだ。
彼が担当していたとしても決められた確率は高く、仮にできるところまで自分でやってどうしても行き詰まったら助けを求めれば良かったのである。
自分でやりたいんだという気持ちがあれば出来た数字も、気力がなかったばかりにすり抜けてしまった数字。
こういうところから数字の差が生まれていくのでしょう。