毎日いろいろな不動産会社からチラシがポスティングされる昨今。不動産会社に入社すると、チラシ配布(ポスティング)がメインの仕事になるイメージも強いと思います。実際に、どの程度チラシ配布をする必要があるのでしょうか。
【チラシ配布の効果】
チラシ配布は、マンションや担当地域を覚えるのに非常に役に立ちます。地図を眺めているだけではなかなか覚えられるものではありません。お客様の中には、自分の住んでいるマンションや地域に担当営業マンが精通しているか気にする方がいます。担当エリアに精通するまでは、積極的にチラシ配布をする必要があります。
【チラシ配布の時や量】
また、成績の上がらない営業マンが深夜にチラシ配布をしているイメージがありますが、実態はどうでしょうか。不動産仲介会社の多くがチラシ配布スタッフを雇っているか、チラシ配布をポスティング会社に外注してます。基本的に、会社は営業マンにチラシ配布をしてもらうことよりも営業活動・顧客業務をして欲しいと望んでいます。誰でもできるチラシ配布と異なり、営業活動や顧客業務は営業マンしかできないからです。営業マンに高い給料を払ってチラシ配布をしてもらうよりも、安い単価でアルバイトにチラシを配ってもらう方が良いとも言えます。チラシ配布をしているはずの営業マンがサボっていることが多々あります。
しかしながら、全く営業成績が上がっていない社員には、フォローする顧客もいなく事務所でダラダラされて周りの士気を下げられるよりも、1枚でもチラシを撒いてきて欲しいのも事実です。特に中小会社では契約できるまでチラシでもまいていろと言われるのがオチです。大手会社では、コンプライアンスや労働基準法、業務の非効率の観点から深夜のチラシ配布はほとんどなくなってきています。
1枚のチラシから大型案件が舞い込み、これまでの環境がガラッと変わる可能性があるチラシ配布。どのようにしていくか。営業マンのセンスが問われます。